聖書 詩編17編6~8節
ヨハネによる福音書17章6~19節
説教題 「守りと聖化の願い」
「わたしは、もはや世にはいません。彼らは世に残りますが、わたしはみもとに参ります。聖なる父よ、わたしに与えてくださった御名によって彼らを守ってください。わたしたちのように、彼らも一つとなるためです。」(11)
主イエスは父に祈られました。主イエスがこれから「みもとに」行かれるからです。主イエスは十字架で死なれ、天に挙げられます。すると弟子たちは「世に残ります」。彼らは主イエスから直接守っていただけなくなります。それで主イエスは父にお願いなさいました。「彼らを守ってください」。
「悪い者から守ってくださること」(15)とありますので、悪い者から危害を加えられたり、誘惑を受けたりしないようにと願っておられるのです。教会からさまよい出たり、主イエスとの関係を絶ってしまう恐れがないわけではありません。ですから、何としても父に守っていただかなければなりません。私たちの力は役に立たないのです。父の守りを頼らずに、キリスト者だけで教会を担っていけるとは思えません。主イエスが「守ってください」と願っておられるのも、私たちが弱く、力のないのをご存じだからです。私たちが世にあって守られているのは、主イエスの祈りのおかげです。

