聖書 詩編104編28~30節
ヨハネによる福音書14章25~31節
説教題 「聖霊の働き」
「しかし、弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる。」(26)
主イエスは父のもとに行くときに、ご自分に従う人たちの信仰が弱らないよう取り計らわれました。「聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる」。主イエスは聖霊を私たちの助けのために呼び寄せられた方という意味で「弁護者」と言われました。私たちに主イエスの言葉や業を「思い起こさせ」ます。主イエスがその場におられるのと同じです。
この節の冒頭が「しかし」で始まっているのは、主イエスが地上でおできにならなかった働きを聖霊に引き継いだ、というつもりで言われたのではないかと思います。主イエスがお話しになったことを聖霊が主イエスと連携して深めたり、広めたりなさいます。こうして主イエスが天に行かれたあとも、キリスト者は主イエスの言葉を聞き、主イエスの行いを知らされ、主イエスを示され、信じられます。見える仕方での主イエスはおられませんが、聖霊の働きによって私たちは主イエスと結ばれているというわけです。