聖書 サムエル記上12章20~22節
    マタイによる福音書4章1~11節
説教題 「主を拝み、主に仕えよ」
「すると、イエスは言われた。『退け、サタン。「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ」と書いてある。』」(10)
 主イエスは悪魔の誘惑を退けられました。神の言葉に従い通されました。父なる神の御心のままに生きる姿勢を私たちにお示しになり、使命を果たすために神の国を宣べ伝えられました。主イエスの行く手には十字架が立っていましたが、父に仕える姿勢を崩されませんでした。神のご計画を進められ、十字架によって悪魔の支配を打ち砕かれ、神のご支配を私たちの世界にもたらされました。
 主イエスは悪魔を退けられましたが、私たちと悪魔との闘いは続いております。ですから、心して「ただ主に仕えます」。悪魔を退けられた神の子、イエス・キリストが私たちの主です。主イエスだけに仕えます。主イエスだけに仕えるというのは、主イエスだけで良いということです。
 実はそこに私たちの闘いがあります。主イエスを選ばない、つまり、主イエスに仕えないよう唆されます。でも、私たちが主イエスを選ぶ前に、主イエスが私たちを選んでくださいました。だから私たちは主イエスを仰いで、主イエスだけに仕えているのです。