聖書 エレミヤ書29章10~14節
    フィリピの信徒への手紙3章20節~4章1節
説教題 「約束が果たされる時」
「わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。」(11)
 すべては神によって計画されています。災いや不自由な暮らしのただ中にあるときには、どうしても心は自分が関心を持っていることだけに向かいます。そういうものです。だからなおのこと、私たちは気づきにくいのですが、神は何もかも備えておられます。そこで神が備えておられる計画がこのエレミヤの手紙で明かされます。うなだれている人たちに対して神は、「将来と希望を与える」と約束しておられます。
 神によって「将来と希望が与えられた」ことで先の見通しが開かれます。神から引き離されたと思っていたのが、そうではなかったわけです。神のご計画の中で生かされていることが分かりました。このとき消えかけていた信仰に再び火がともります。神を信頼して地に足の着いた信仰生活を始めさせるきっかけになります。落ち着きを取り戻して再び神と向き合えます。将来が神に約束されたことで今の状況をも受け入れて、神を信頼しながら生きていこうという気にさせられます。