聖書 創世記12章1~4節
    ヘブライ人への手紙11章8~12節
説教題 「信実なる神を信ず」
「信仰によって、アブラハムは、自分が財産として受け継ぐことになる土地に出て行くように召し出されると、これに服従し、行き先も知らずに出発したのです。」(8)
  あるときアブラハムは神から「故郷を離れて、私が示す地に行きなさい」(創12:1)と命じられました。アブラハムは神に召されたのです。また、「大いなる国民にして、祝福しよう」(創12:2)と約束されました。この神のお言葉のとおり神に従いました。神を信じたから神に従います。「信仰によって」出かけて行きます。しかも聞き従うだけでなく、神がなさった約束は実現されると信頼を寄せます。神は約束を果たされる、と神の信実さを認めます。これも信仰です。
  信じにくいことは私たちにもあります。聖書に書いてあることは本当だろうか、と思ってしまうんです。信仰によって生きているつもりでも、素直に、そのまま受け入れるのは難しいものです。
  けれども神は信実なお方です。神はご自身のなさった私たちへの祝福の約束を実現なさるために、キリストを十字架で犠牲になさいました。神の信実さはアブラハムのときから一貫して変わりません。アブラハムが信仰に生きたように、神は私たちにも、信仰によって生きよ、と呼びかけておられます。