聖書 イザヤ書55章6~7節
    ルカによる福音書5章27~32節
説教題 「キリストとの交わり」
「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである。」(32)
  主イエスはレビから宴会に招待されて出かけて行かれました。徴税人や罪人呼ばわりされている人たちの中に入って食事を共になさいます。主イエスはご自分から進んで罪人を一緒にいさせるのです。主イエスはここで、あなたがたは罪人だ、とおっしゃいません。
  では、自分は果たして正しい人なのか罪人なのか?自分が罪人だと分からなくて良いのです。キリストの招きに応えて、キリストに従うようになった人は罪人だったのです。罪があるからキリストに招かれ、悔い改めに導かれたわけです。
  パウロが手紙で申します。「私たちは、キリストと共に死んだのなら、キリストと共に生きることにもなると信じます」(ロマ6:8)。キリストに招かれて従うことで、キリストと共に十字架につけられます。罪の自分はキリストと共に死にます。罪の自分が死ぬことで、本当にキリストと共に生きられるようになりました。キリストとの交わりの中で生かされます。罪を赦された、ということです。私たちは罪を赦されてキリスト一筋に生きるよう改めましたので、自分の行動がキリスト者としてふさわしくあることも求められています。