聖書 エゼキエル書12章26~28節
        ルカによる福音書12章35~40節
説教題 「目を覚まして備える」
「主人が帰って来たとき、目を覚ましているのを見られる僕たちは幸いだ。はっきり言っておくが、主人は帯を締めて、この僕たちを食事の席に着かせ、そばに来て給仕してくれる。」(37)
  僕の主人は婚宴に出かけています。いつ帰ってくるかはっきりしませんが、僕は主人の帰りを待ちます。主人が帰って来たら、僕はすぐに戸を開けなければなりません。僕は怠りなく準備をしておくわけです。このような僕の態度のことを「目を覚ましている」と言うのではないでしょうか。
  目を覚ましているから、戸を叩く音を聞いたときに、すぐ戸を開くことができます。「あなた方は幸いだ」と声をかけられます。そして今度は主人のほうが僕のようになって、自分たちの食事のお世話をしてくださる、と言うのです。目を覚ましていた僕たちには特別な報いが与えられる、と主イエスは伝えておられます。
  これは終わりの日のことです。目を覚ましている私たちには天の食事の席に着かせるという特別な報いが用意されています。与えられている幸いが実を結ぶように目を覚ましていなさい、と主イエスは私たちに呼びかけています。ですから私たちも信仰に立って、主イエスが帰って来られるのを待ちます。