聖書 イザヤ書30章18~20節
    ルカによる福音書10章21~24節
説教題 「イエスを見る目」
「それから、イエスは弟子たちの方を振り向いて、彼らだけに言われた。『あなたがたの見ているものを見る目は幸いだ。』」(23)
  主イエスの言葉を聞いている弟子たちの目の前には主イエスがおられます。弟子たちは主イエスから、「あなた方は幸いだ」、すなわち祝福されている、と直々に聞かされました。私たちは弟子たちのように主イエスを自分の目で見ることは叶いませんが、「幼子のような者」(21)である私たちも神の国の恵みに与れるようになりました。私たちも幸いなのです。
  それというのも、復活なさって今も生きておられる主イエスが私たちと共に歩んでくださるからです。私たちは聖霊の助けによって共に歩んでくださる主イエスを心の目で見させられ、神がどういうお方であるか、神が私たちに何をしてくださったかを知らされるのです。主イエスを信じるだけで神の国の恵みを与えてくださる神を、です。
  それゆえ、かつては見ることができなかったものを私たちは見ることができ、聞くことができなかった恵みの言葉を聞くことができます。主イエスを信じて従っている私たちは、大きな祝福の内に生かされているのです。