聖書　詩編91編1～13節
 　　　ルカによる福音書4章1～13節
説教題　「神はわが避けどころ」
「主に申し上げよ、『わたしの避けどころ、砦　わたしの神、依り頼む方』と。」（2）
  「避けどころ」にしても「砦」にしても、その中にいることで守られることを表しています。神のもとに逃げて来れば安心だということです。ですから神は「依り頼むべきお方」だと言うのです。詩人が神についてこのように申しますのは、「神は救い出してくださる」（3）からです。私たちが窮地に陥っても神は救い出す。私たちが力尽きて、神のもとに逃げ込むことができなくなっても、神は私たちを訪れて危険から救い出してくださいます。
  「夜」（5）という隠された危険から、あるいは「昼」という（5）明るみに出された危険から、私たちがいつ、どこにいても、「恐れることはない」（5）のです。神は私たちを常に守ってくださいます。神はお休みになりません。いつも神が目を光らせておられます。危機に陥った人をいつでも救い出せるように、神は準備を整えておられます。
  信仰者と言えども災いや病気を遠ざける力はありません。私たちが守られるのは、神が生きて働いておられるからです。だから神を頼りにしよう、神を信じよう、と詩人は私たちを励ましているのです。