聖書 詩編107編20~22節
    マタイによる福音書8章5~13節
説教題 「主イエスへの信頼」
「すると、百人隊長は答えた。『主よ、わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません。ただ、ひと言おっしゃってください。そうすれば、わたしの僕はいやされます。』」(8)
  主イエスはユダヤ人で百人隊長は異邦人です。主イエスと自分との間には深い溝があります。そこで彼は「ひと言おっしゃってください。そうすれば僕は癒されます」と申しました。主イエスにお出かけいただかなくても、この場で主イエスがひと言おっしゃれば僕は癒されると信じました。主イエスの言葉の力を信頼しました。
  百人隊長がこのように願ったのは、権威に基づいた言葉は人を動かす、ということを実際に経験していたからでした。誰かがその権威を証明するわけではありませんけれども、主イエスが権威をお持ちの方だと認めていましたので、主イエスがひと言おっしゃれば何もかもが聞き従うと信じることができました。
  ですから主イエスは百人隊長の言葉をお聞きになって「イスラエルの中でさえ、わたしはこれほどの信仰を見たことがない」(10)と言われました。百人隊長が示した態度は主イエスにとって「信仰」と呼ぶに相応しいものでした。信仰は深い溝を乗り越えさせます。