聖書 詩編139編1~3節
    ルカによる福音書19章1~10節
説教題 「独りにさせない神」
「イエスはその場所に来ると、上を見上げて言われた。『ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。』」(5)
 主イエスは、「ザアカイ」と彼の名を呼んでおられます。ザアカイとは初対面のはずですが、まるで前からの親しい友達であるかのように呼びかけておられます。「あなたの家に泊まりたい」と言われたからだと思います。これで主イエスとザアカイとの関係が一気に近くなったように思えます。罪深いザアカイも主イエスにとっては愛すべき一人の人間なんです。そしてとうとう主イエスはザアカイを捜し当てたのでした。「ザアカイ、そこにいたのか。捜したぞ」。主イエスはそういうお気持ちだったのではないでしょうか。
 ですから主イエスは、「急いで降りて来なさい」と命じておられます。離れた所にいないで、もっと近くに来なさい、と言われます。主イエスは罪深い人間をご自分のもとに呼び寄せておられます。神の国の祝福からは程遠いと思われていた人間なのに、主イエスは罪を赦して迎え入れます。罪人を罪人のままで、独り寂しく人生を終わらせません。ザアカイのように愛が足りない私たちに対しても、主イエスはご自分の愛を溢れるほど注いでくださいます。
週報5月9日