聖書 イザヤ書40章10~11節
マルコによる福音書10章13~16節
説教題 「キリストの祝福」
「しかし、イエスはこれを見て憤り、弟子たちに言われた。『子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。』」(14)
「子供たちを来させなさい」。ですから主イエスに祝福してほしいと願う子供は、誰でも主イエスのもとに行けます。けれども本当に祝福していただけるのでしょうか。それというのも、自分たちは神に背いてきたという罪を抱えていたために、神との間がうまくいっていなかったからです。私たちは祝福から遠いわけです。
主イエスはここで祝福を「神の国」と言われます。「神の国」とは神に祝福された者がいられるところで、人にとってはこの上ない幸いです。ただ、そのためにはうまくいっていなかった神との間をどうにかしないといけません。それなのに主イエスが「神の国はこのような者たちのものである」と言われたので、皆驚いたと思います。主イエスのもとに連れてこられただけの人がどうして神の国の祝福をいただけるのか!
キリストは人々の罪の赦しを神に願うために人々に代わって十字架で死なれたからです。キリストは祝福を与える権威を授けられましたので、何も知らずにキリストのもとに来た私たちを祝福してくださるのです。

