聖書 レビ記11章44~45節
ペトロの手紙一1章13~16節
説教題 「聖なる生き方」
「だから、いつでも心を引き締め、身を慎んで、イエス・キリストが現れるときに与えられる恵みを、ひたすら待ち望みなさい。」(13)
 私たちが待ち望んでいるのは、「恵み」であるところの復活です。将来の主キリストの現れのときに実現されます。将来の復活を恵みと信じて、この恵みの実現を、期待しつつ待ちなさいと、御言葉は告げています。今はまだなんですが、主キリストは天から再び現れてくださるから、楽しみにしながら待っていなさい、というわけです。
 将来に楽しみがあると、心が弾みます。「主キリストの復活によって、私たちは生き生きとした希望を与えられました」(3)。しかも、約束された復活を受けられるよう、「神の力により、信仰によって守られています」(5)。ですから、自分がどんな状況に陥ったとしても、私たちは希望を見出すことができます。自分を頼りにしなくても、希望を持っていられます。教会での主キリストとの交わりにおいて、期待しながら待つことができます。私たちはただ待っていればいい。神によって為される御業を、私たちはただ待っていればいい。主キリストが私たちのために死なれ、復活なさって、すでに約束なさいました。