聖書 詩編107編17~22節
    マルコによる福音書2章13~17節
説教題 「お招きに応えて」
「そして通りがかりに、アルファイの子レビが収税所に座っているのを見かけて、『わたしに従いなさい』と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。」(14)
  主イエスはレビに、「私に従いなさい」とお命じになりました。主イエスにとっては仕事を途中でやめさせて、どうしても従わせたい相手でありましたので、レビのところにまっすぐ来られました。主イエスはすでにレビをご自分のものと定めておられます。つまり、「私に従いなさい」という主イエスのお言葉は、主イエスのお考えの表れです。その人をぜひとも招きたいという、熱意とか愛情がこもっているように感じられます。
  レビは気に入られたのです。断ることもできたかもしれませんが、レビは意を決して立ち上がります。「立ち上がって主イエスに従いました」。主イエスが自分のところに来られたこと、声をかけてくださったこと、つまり、主イエスからお言葉を聞かされた。なぜか分からないけれども、主イエスが自分を求めておられる。従うよう促されている。そのことが伝わってきましたので立ち上がることができました。私たちも弟子として召されました。従い始めたあとも心新たに主イエスに応えるために、私たちは主イエスから招かれます。ですから、私たちも立ち上がって主イエスに従っていきます。