聖書 イザヤ書55章3~5節
    マタイによる福音書28章1~10節
説教題 「復活の良き知らせ」
「それから、急いで行って弟子たちにこう告げなさい。『あの方は死者の中から復活された。そして、あなたがたより先にガリラヤに行かれる。そこでお目にかかれる。』確かに、あなたがたに伝えました。」(7)
 天使は主イエスの墓に来た二人の女に、ほかの弟子たちにも「あの方は死者の中から復活された」と告げなさい、と言われました。天使はわざわざ「死者の中から」と付け加えています。復活というのは、死者の中から、ということなんです。主イエスは死なれたことで、死者の中に加えられたからです。その死者というのは、人類の歴史が始まって以来、数えきれないほどいます。そのような数えきれない死者の中から、主イエスはお一人だけ復活なさいました。死者の中に加えられていた主イエスに新しい体が与えられて、主イエスは死者ではなく生きる者となられました。
 主イエスの十字架の死によって、私たちはもはや自分の罪を神から問われなくなりました。自分の罪を償うことなく赦されました。その確かな保証となるのが、主イエスの復活です。ですから、私たちも主イエスに続けて死者の中から復活させられます。墓の中にいる必要はありません。死者の中から復活なさった主イエスと同じように、私たちも生きて墓から出て行くのです。