聖書 詩編36編6~10節
    ヨハネによる福音書11章17~27
説教題 「命の主、キリスト」
「イエスは言われた。『わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。』」(25)
  主イエスはご自身が復活であり、命そのものだ、と言われます。終わりの日を待たなくても、復活と永遠の命は主イエスにあります。「私にある」と言われるわけですから、復活も永遠の命も将来のことではなくて、主イエスがおられる今のことです。主イエスは愛する人たちに復活と永遠の命を今与えるために来られました。復活と永遠の命を与えることがおできになるのは主イエスだけであります。
  そういうわけで主イエスはご自分の言葉を聞いているすべての人に対して、「私を信じる者は、死んでも生きる」と語りかけます。主イエスが求めておられるのは信じることです。主イエスに願い、主イエスを信頼するだけです。信じるとき「死んでも生きる」ようになります。私たちの体はいつか死んでしまいますが、主イエスが命を与えてくださったときから、永遠の命に生きる者となっています。主イエスは「復活であり命」ですので、主イエスが与えてくださったときには、私たちはすでに永遠の命に生きる者となっています。自分の体のどこに永遠の命があるのだろうと思いますけれども、私たちは死ぬ前から永遠の命に生きています。