聖書 エレミヤ書32章37~41節
    マルコによる福音書10章13~16節
説教題 「キリストが招く」
「はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」(15)
  キリストはご自分のもとに来る人たちに神の国を約束なさいます。その際に「子供のように」なることを求めておられます。子供というのは、か弱い存在かもしれませんが、それが逆に強みになる、ということではないでしょうか。子供はいくら頼ってもいいし、熱心に助けを求めても誰からも文句を言われない。これは子供の強みです。ですからキリストは、私たちが神の国をいただきたいと願い、神の国を頼りに生きる「子供」になるよう促しておられるのです。大人ぶっていてはいけないわけです。
  何も知らないままで主イエスのもとに来た「子供のように」、神の国を熱心に慕い求めます。キリストが与えてくださる恵みにすがります。キリストに甘えてしまうわけです。私たちが子供になる前より、キリストから親のような豊かな愛情を注がれていますので甘えられます。そして神の国をくださると言われるのですから、お言葉に甘えて頂戴いたします。こうして私たちは子供のように神の国を受け入れられますから、そこに入ることができます。