聖書 詩編102編16~18節
    ヨハネによる福音書21章1~14節
説教題 「復活したイエスの現れ」
「イエスは言われた。『舟の右側に網を打ちなさい。そうすればとれるはずだ。』そこで、網を打ってみると、魚があまり多くて、もはや網を引き上げることができなかった。」(6)
  主イエスが復活なさった後、弟子たちはガリラヤ湖で漁をしましたが何も獲れませんでした。主イエスは湖の岸辺で彼らの様子を見守っておられましたが、弟子たちは主イエスだと分かりませんでした(4)。主イエスが見えているはずなのに、主イエスだと分からないことがあるわけです。
  すると主イエスのほうから「何か食べる物があるか」(5)と声をおかけになりました。彼らが「ありません」と答えると「舟の右側に網を打ちなさい。そうすればとれるはずだ」と言われました。弟子たちはまだ主イエスだと分かりませんが、言われたとおりにしてみると魚がたくさん獲れました。
  主イエスに聞き従うとき、自分たちの思いを越えた出来事が起こります。主イエスに愛されていた弟子は、ようやく主イエスに気づいて「主だ」と叫びました(7)。復活なさった主イエスはすぐ近くにおられます。主イエスと離れているように思えても、主イエスはご自分が近くにおられると教えてくださいます。
週報4月27日