聖書 イザヤ書44章22~23節
ルカによる福音書5章17~26節
説教題 「イエスの力」
「『人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう。』そして、中風の人に、『わたしはあなたに言う。起き上がり、床を担いで家に帰りなさい』と言われた。」(24)
主イエスは病人に罪の赦しを告げましたが、それは自分が神と等しい者だと言うのと同じでした。ファリサイ派の人たちには信じられなくて、神を冒涜していると心の中でつぶやきました。のちに主イエスは十字架で死なれ、この世の多くの人たちに、あなた方の罪は赦された、と示されました。神ではなく主イエスから十字架による罪の赦しを告げられたときに信じられるか。つまり主イエスに罪を赦す権威があるのかどうかです。
そこで主イエスは「人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう」と言われました。主イエスは神から人々の罪を赦すための力を授けられていました。神と同じです。主イエスは神だからです。主イエスはその力を示すため病人に「起き上がり、床を担いで家に帰りなさい」と言われました。主イエスの癒しの業に神の力が働くなら、主イエスの罪の赦しにも神の力が働きます。主イエスはご自分に罪の赦しの権威が授けられたのを、癒しの業を行うことで明らかにしようとなさったのです。