聖書 ホセア書2章20~22節
    マルコによる福音書2章18~22節
説教題 「新しいものの良さ」
「また、だれも、新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりはしない。そんなことをすれば、ぶどう酒は革袋を破り、ぶどう酒も革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。」(22)
  ヘブライ人への手紙9章15節に「キリストは新しい契約の仲介者」とあります。主イエスは私たちが神の国を受け継げるように、ご自分の死で罪の贖いをなさって新しい契約を打ち立てられました。主イエスが私たちの代わりに何もかもなさいましたので、私たちは主イエスを信じるだけです。自分で努力する必要はないし、神の前で優等生のような振る舞いも求められません。そのため新しい契約は福音と呼ばれます。
  ですから新しい契約のもとで生きたいと願うなら、古い契約に囚われてはなりません。新しい契約だけで良いのです。「新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりはしない」のです。そんなことをしたらどうなるか、結果は分かっています。だから「新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れる」。新しい契約だけにすべきだと、主イエスはお教えになるために、この喩えを語っておられます。古いものにも良さはありますけど、神との契約に関しては新しいものさえあれば十分です。
週報9月7日