聖書 詩編14編1~7節
ローマの信徒への手紙3章21~24節
説教題 「愚か者の救い」
「神を知らぬ者は心に言う 『神などない』と。人々は腐敗している。忌むべき行いをする。善を行う者はいない。」(1)
「神を知らぬ者」という言葉は直訳すると愚か者です。愚か者は「神などない」と心の中で大口を叩きます。彼らは神に心を閉ざし、神を呼び求めようともしません。神のご厚意を無にします。彼らは神の言葉を聞きませんので、自分がやりたいようにします。道から外れたこともしてしまいます。その結果「善を行う者はいない」ということになります。「いない」という言葉が強調されていますので、絶対にいない、という意味に取って良いかと思います。人は一人残らず完全に堕落しています。
使徒パウロはこの詩編を引用しながら「皆、罪の下にある」(ロマ3:9)と言って、すべての人が罪の下にあることを伝えました。けれどもそのあとで「ただキリスト・イエスによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされる」(ロマ3:24)と語ります。罪人なのに義とされるわけです。キリストの贖いの業により愚か者が救われます。私たちはキリストによって義人と認められましたので、神との良い関係を回復させられ、神を親しく呼び求めて生きられます。

