聖書 申命記14章2節
    ヨハネによる福音書15章18~25節
説教題 「世から選び出された弟子」
「あなたがたが世に属していたなら、世はあなたがたを身内として愛したはずである。だが、あなたがたは世に属していない。わたしがあなたがたを世から選び出した。だから、世はあなたがたを憎むのである。」(19)
  「世から選び出した」とあります。ある人は「選び出す」というのは切り離すのと同じ意味だと述べています。主イエスは世に属していた私たちを世から切り離してくださったわけです。「世」は神に敵対する人たち、つまり不信仰な人たちです。主イエスは私たちを不信仰者から信仰者にして、ご自分の弟子になさったわけです。主イエスから永遠の命も与えられました。主イエスからの恵みは尽きることなく与えられます。
  こうして世から選び出された私たちは、今度は主イエスの弟子として世に出て行きます。主イエスが世にご自分を証しされたように、私たちは主イエスを証しします。そのときに「世はあなたがたを憎む」のです。主イエスを十字架に追いやるほどの憎しみは弟子たちにも向けられます。世から選び出されて主イエスのものになった弟子たちにとって、世から憎まれるのは必然です。世から選び出されたしるしなのです。主イエスと同じ苦難を受けるときに、間違いなく主イエスに従っているという確信を持てます。
週報4月6日