聖書 エレミヤ書17章21~22節
ヨハネによる福音書5章9b~18節
説教題 「神の子イエス」
「イエスはお答えになった。『わたしの父は今もなお働いておられる。だから、わたしも働くのだ。』」(17)
主イエスに病気を癒された男は、主イエスが立ち去られたので、主イエスについて何も聞けませんでした。ところが主イエスは再び男のもとに来られ、ご自身を知らせる機会をお与えになりました。そのことによってユダヤ人は安息日を破ったことを責める矛先を男から主イエスに変えました。
すると主イエスは「わたしの父は今もなお働いておられる。だから、わたしも働くのだ」とお答えになりました。主イエスは「私の父」とおっしゃることで、ご自分が神の子であるのを明かしておられます。そして神は安息日だからといって休んだりなさらない、と言われます。神は私たちが休んでいるときも、倦むことなく働いておられます。ですから、いかなる時も私たちをご覧になり、私たちの祈りをお聞きになり、私たちを助けてくださいます。
主イエスもそうです。安息日なのに男の病気を癒しました。助けを求める人がいればいつでも助けます。神の子だから、安息日の規定にとらわれません。神の子だから、人に対して自由に振る舞われます。神の子の主イエスが働いてくださるから、私たちは恵みに与ります。