聖書 ダニエル書12章1~3節
    コリントの信徒への手紙一15章20~28節
説教題 「死者の初穂」
「しかし、実際、キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました。」(20)
 キリストの復活を「初穂」と言う背後には、キリストの復活は復活の初めであって、キリストのあとにも復活の続きがあることが表されています。「眠りについた人たち」、すなわち死者が続きます。手紙全体の伝えるところによれば、信仰によってキリストに結ばれて死んだ人たちも(18)、キリストと同じように復活の体を与えられます。「初穂」という言葉には、確かな保証の意味も込められています。
 パウロが語る順序によれば、まずキリストの復活があり、次いでキリストが来られ死者が復活させられ(23)、そのあとには世の終わりが来ます(24)。私たちもいずれ死者の中に加えられますので、私たちは自分の死を前にしながら生きているわけです。コロナ禍にある私たちは、感染して最悪の場合は死に至るという厳しい現実に向き合わされています。このような私たちに、キリストが初穂として復活なさった、と御言葉は告げています。死者の中からの復活がある。私たちには復活の約束が与えられています。死と向き合って生きるように、と励ましを受けております。私たちは復活を待つのです。
週報1月10日