聖書 ヨブ記22章21~23節
    ヨハネによる福音書8章21~30節
説教題 「天から来られた主」
「そこで、イエスは言われた。『あなたたちは、人の子を上げたときに初めて、「わたしはある」ということ、また、わたしが、自分勝手には何もせず、ただ、父に教えられたとおりに話していることが分かるだろう。』」(28)
  「私はある」というのは神を表しています。天から遣わされたメシアという意味も込めて言われたと思います。私たちに救いをもたらすお方、つまり救い主です。
  その救い主である主イエスを、あなたたちは「上げる」と言われます。「上げる」という言葉の意味の一つは十字架に、です。主イエスを信じない人たちは主イエスを十字架に上げます。けれども三章には、「人の子は上げられねばならない。信じる者が皆、永遠の命を得るためである」(3:14~15)とあります。主イエスは信じる人に永遠の命を得させるために十字架に上げられます。
  「上げる」という言葉の意味のもう一つは天に、です。主イエスを十字架に上げることで御父の御心が為され、主イエスは栄光を受けるために天に上げられました。頑なな私たちのために天から聖霊を送ってくださいました。それで私たちは救い主を信じ、永遠の命を得させられました。私たちは主イエスを「上げたときに初めて、『わたしはある』ということが分かった」のです。