聖書 イザヤ書55章10~11節
使徒言行録19章11~20節
説教題 「主の言葉の広まり」
「このことがエフェソに住むユダヤ人やギリシア人すべてに知れ渡ったので、人々は皆恐れを抱き、主イエスの名は大いにあがめられるようになった。」(17)
神はパウロを通してエフェソで奇跡をなさいました。病気が癒され、悪霊が追い出されました。祈祷師と呼ばれていた人たちはこれに目を付けて、自分たちの商売のために主イエスの御名を利用しようとしました。ところが悪霊は祈祷師たちの魂胆を見抜いて、彼らに逆襲し、ひどい目に遭わせました。
この出来事はエフェソ中に知れ渡り、「人々は皆恐れを抱き、主イエスの名は大いにあがめられるようになりました」。人々は主イエスの御名をみくびっていましたが、祈祷師たちの出来事を聞かされて驚きました。主イエスの力に気づかされ、主イエスの御名は大したものだと感心しました。
パウロにとっては予想外の出来事だったと思います。悪霊のおかげで主イエスの御名が崇められるようになったわけです。伝道においては、主イエスの妨げとなる者でさえ用いられる、ということなのだと思います。こうして主の言葉は必ず広まって行きます。私たちは伝道に加わることによって、このような神の業を見させられるのです。