聖書 申命記7章6~8節
    マルコによる福音書3章13~19節
説教題 「キリストの弟子」
「イエスが山に登って、これと思う人々を呼び寄せられると、彼らはそばに集まって来た。」(13)
  主イエスは弟子をお選びになるとき、ご自分が「これと思う人」に声をかけられました。キリストが直々にお選びになります。キリストはご自分が求める人を弟子になさいます。以前の口語訳では「これと思う人々」という言葉を「御心に適った者たち」と訳しています。キリストの弟子は御心のままに選ばれるわけです。キリストの思い、願いが込められています。キリストがお望みになった人たちです。キリストは、この弟子なら大丈夫、弟子としてやっていける、とお考えになられたのだ、ということです。
  こうして主イエスがお選びになった弟子たちでありましたので、彼らは主イエスに呼び寄せられたとき「そばに集まって来ました」。自分自身のことを考えたら相応しくないかもしれません。けれどもキリストが、ぜひこの人を、とお選びになるのですから、弟子が務まらないわけがありません。自分で良いのですからキリストのもとに進み出ます。これからはキリストに従っていきます。将来のことはお選びになったキリストにお任せします。キリストが何事も計らってくださいます。