聖書 箴言8章32~36節
    マタイによる福音書10章26~33節
説教題 「だから、恐れるな」
「あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。だから、恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。」(30~31)
  雀のように小さなものも命は神の御手の内にあります。私たちにとっては取るに足りないものでさえ、神が命を支配しておられるわけです。そのような神が「あなた方の父」(29)と言われているのは意外に感じるかもしれません。神の目からご覧になれば、私たちは雀と見分けがつかないくらい小さなものかもしれません。それなのに私たちが神を父と呼べますのは、キリストのおかげです。キリストによって神の子供とされました。
  神の子供ですから、神は私たちのことを何でもご存じです。「髪の毛までも一本残らず数えられている」ほどです。かけがえのない存在で、「雀よりもはるかにまさっています」。雀一羽でさえ神のお許しがなければ地に落ちないわけですから(29)、私たちだったらなおさらです。神に見守られ、神の御手の内に置かれています。何事も神の御心によってなされます。「だから、恐れるな」。神以外の何ものも、人であろうと死であろうと恐れるに足りない、と聖書は告げています。暗がりに怯えるとき、私たちを抱きかかえてくださるのがキリストの教えてくださる神です。