聖書 詩編71編14~17節
    使徒言行録9章26~31節
説教題 「聖霊の励まし」
「こうして、教会はユダヤ、ガリラヤ、サマリアの全地方で平和を保ち、主を畏れ、聖霊の慰めを受け、基礎が固まって発展し、信者の数が増えていった。」(31)
  パウロは福音を説くことによって命を狙われました。主イエスはパウロをお選びになったときにこう言われました。「私の名のためにどんなに苦しまなくてはならないかを、私は彼に示そう」(16)。伝道は楽ではありませんが、神が万事計らってくださいます。ですから主イエスが自分に与えてくださった務めに励みます。
  パウロのような働きをするキリスト者がほかにもいたことによって、各地域にいくつも教会が建てられていきました。場所は違っても教会としては一つでした。一人の主を礼拝し、信仰において一致していましたので教会は平和を保ち、落ち着いて伝道に集中できました。教会は「聖霊の慰めを受けた」のです。ほかの聖書ではこの箇所を「聖霊に励まされて」と訳しています。教会は聖霊に励まされて伝道を進めていくことができるわけです。聖霊によって力づけられてキリストを証しします。教会には聖霊の後押しがあるのです。私たちも精一杯のことをいたしますが、聖霊が伝道を進めさせます。その結果、教会の数が増え、「信者の数も増えていく」ということが起こったのです。